食後のいっぷく!緑茶で口臭を防ぐ
食後のいっぷくはコーヒーよりも緑茶。
コーヒーは、逆に口臭を強くしてしまうんですね。
ところで緑茶は、そんなに良いんでしょうか?
緑茶の良い成分
- カテキン
- カフェイン
- ビタミンC
緑茶に含まれるこれらの成分が、口臭を防いでくれます。順に見て行きましょう。
カテキン
カテキンはフラボノイドの一種で、口臭抑制、殺菌作用があります。
「緑茶を毎日コップ一杯飲むだけで、日本の学童の虫歯は半減するであろう。」と、長年お茶とムシ歯予防について研究をされた元東京医科歯科大学名誉教授の大西正男先生が提言しました。
これを裏付けるものとして、大阪市立大学利学部谷口教授らは、虫歯の主要な原因である口腔内細菌に対し 茶の中に著しい増殖阻止効果を示す成分が存在することを学会で発表しました。
甘いお菓子を食べる時、緑茶を一緒に取ると歯垢ができにくいんですね。キャラメル、チョコレート、キャンディなど食べるときには緑茶を飲むようにしましょう。
カフェイン
眠い時に目がさめたり、脂肪燃焼の効果があります。
が…飲み過ぎると、利尿作用で口が乾燥し、唾液不足になるんですね。そして、口臭の原因になります。
ビタミンC
抗酸化作用、抗ストレス作用があります。
緊張をほぐして、口が乾くのを防ぐんですね。同時に、虫歯や歯周病の原因菌にも効果あり。
細菌の繁殖でできる歯垢を、できにくくするという嬉しい効果があります。
緑茶の一日の適量
口臭予防に良いという緑茶ですが、適量はどれくらいなんでしょうか?
- 1日2杯で認知症予防
- 1日5杯で脳梗塞のキケンが低下
- 1日5杯で、ビタミンC必要摂取量の大半が摂れる
- 1日7杯で、糖尿病が改善される
と言われています。確かに、緑茶って、気がついたらけっこう飲んでますし、これくらいなら飲める気もします。
飲み過ぎのラインは何杯くらいなんでしょう?
緑茶(アイスティー)を16杯飲んで病院に搬送されたという例があります。
実は、緑茶に含まれるタンニン、シュウ酸の摂り過ぎが、体に良くないんですね。
タンニンの摂り過ぎは、鉄分の吸収が邪魔します。結果、貧血を起こしやすくなります。
シュウ酸の方は、もっと深刻で摂り過ぎると腎不全、尿路結石になります。
先ほどの病院に搬送された例では、急性腎不全を起こしたということみたいですね。
シュウ酸は、緑茶だけでなく、バナナ、ココア、コーヒー、ほうれん草にも含まれているので、これらの食物も摂り過ぎは禁物です。
これらを総合的に見ると、1日10杯の緑茶なら、デメリットよりメリットの方が勝ると言えるでしょう。
口臭対策なら、緑茶でのうがいも効果的で、昔から、のどの痛みや風邪予防にも良いと言われています。
まとめ
- 緑茶は1日10杯程度なら、口臭予防にもなるし体にも良い
- 今日は飲み過ぎかなと思ったら、緑茶でのうがいでも効果あり
というわけで、緑茶をうまく使っていきましょう。